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三十三間堂とは?
三十三間堂は、正式には蓮華王院と呼ばれ、1164年に後白河法皇が建てた寺院です。現在の建物は1266年に再建されたもので、平安時代の院政文化の代表例です。その名の由来は、本堂の正面の柱間が33あることに由来しています。
基本情報
通称名称 | 三十三間堂(さんじゅうさんげんどう) |
正式名称 | 蓮華王院(れんかおういん) |
全長 | 120m |
拝観時間 | 4月1日~11月15日:8時30分~17時 11月16日~3月31日:9時~16時 |
拝観料 | 一般 600円・中高生 400円・小学生 300円 |
駐車場 | あり |
所在地 | 〒605-0941 京都市東山区三十三間堂廻町657 |
TEL | 075-561-0467 |
公式サイト | https://www.sanjusangendo.jp/ |
その他 | バリアフリー情報 ・駐車場バリアフリー対応が2台あり。 ・車椅子堂内および境内用に貸し出し用の車椅子あり。 ・スロープ堂内の拝観通路、境内の遊歩道にスロープあり。 ・トイレ境内および駐車場にバリアフリー対応のトイレあり。 |
特徴・見どころ
- 千手観音像1001体が集結する圧巻の空間
- 鎌倉時代の仏師湛慶による秀逸な中尊千手観音坐像
- 日本最古の風神・雷神像
- 通し矢で有名な歴史的建造物
千手観音像1001体
三十三間堂最大の見どころは、堂内に整然と並ぶ1001体の千手観音像です。平安末期から鎌倉時代にかけて制作されたこれらの仏像は、それぞれ微妙に表情や衣紋が異なり、仏師たちの卓越した技術を物語っています。
中尊千手観音坐像
堂内の中央に安置されているのが、鎌倉時代の仏師湛慶作の中尊千手観音坐像です。高さ3.35mの巨大な坐像は、檜材を使用して寄木造りで作られています。その繊細な彫刻と漆箔の仕上げは、鎌倉彫刻の傑作とされています。
風神・雷神像
堂内の前列には、鎌倉時代の仏師作とされる風神・雷神像が鎮座しています。日本最古の風神・雷神像であり、俵屋宗達の有名な風神雷神図屏風のモデルとなったと言われています。その躍動感あふれる姿は、自然の力を象徴しています。
通し矢にならった弓道イベント「大的大会」
大的大会(おおまとたいかい)は、毎年1月に開催される伝統的な弓道大会です。この大会では、射手たちが二の丸通しの伝統を受け継ぎ、一定距離から的に向かって矢を射ます。この大会は、弓道の技術だけでなく、精神性や伝統を重んじる日本文化の一端を示す行事としても知られています。射手たちは、その技術と心の鍛錬を競い合います。
イベント | 大的大会(おおまとたいかい) |
日程 | 2024年1月14日(日) ※毎年1月15日に近い日曜日に開催 |
時間 | 8:00〜 開会式 8:30~ 新成人男子 予選 10:30~ 新成人女子 予選 13:00~有段者など 予選 14:00~ 各部門 決勝 表彰式 |
アクセス方法
- 京阪電車「七条」駅下車、徒歩約7分
- 市バス「博物館三十三間堂前」下車すぐ
まとめ
京都の三十三間堂は、平安時代の美と院政期の権力が融合した、息を呑むような仏教建築です。1001体の千手観音像が並ぶ壮大な堂内は、必ず忘れられない体験になるでしょう。
ぜひこの歴史的な寺院を訪れ、その神秘的な雰囲気と見事な仏像を堪能してください。