金戒光明寺の見どころガイド〜京都の絶景を一望する聖地〜

金戒光明寺

禅くん
浄土宗最初の寺院として名高い金戒光明寺。法然上人がお念仏の教えを広めた聖地で、今日もなお念仏の響きが境内に満ちています。
京くん
京都盆地で唯一、夕日に照らされた西山連峰を拝める絶景でも知られます。

金戒光明寺とは?

承安5年(1175年)、法然上人が黒谷で草庵を結んだことが始まりとされる浄土宗最初の寺院です。以来、親鸞聖人や一遍上人など数多くの高僧が訪れ、お念仏の教えが広まりました。西山連峰の中腹に位置し、東は険しい崖、西は京の都に向かってなだらかに広がっています。

基本情報

名称金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)
ご利益浄土往生
営業時間9:00~16:00
入場料無料
駐車場なし
所在地〒606-8331 京都府京都市左京区黒谷町121
TEL075-771-2204
公式サイトhttps://www.kurodani.jp/

特徴・見どころ

  • 浄土宗の聖地で法然上人の足跡をたどれる
  • 京都盆地で唯一、西山連峰の夕陽を拝める絶景
  • 阿弥陀堂に祀られる「おとめの如来」をはじめ、貴重な仏像が多数
  • 文殊菩薩像や三重塔など、見どころ満載

阿弥陀堂:慶長10年(1605年)に豊臣秀頼により再建された当山最古の建物です。本尊の阿弥陀如来は、恵心僧都の最終作と伝えられています。「おとめの如来」「ノミおさめ如来」として親しまれ、如来の腹中に恵心僧都が彫刻に使ったノミが納められています

山門:万延元年(1860年)に完成した楼門形式の山門です。楼上正面には、後小松天皇の宸翰による「浄土真宗最初門」の勅額が掲げられています。

文殊菩薩と三重の塔:かつて中山宝幢寺の本尊だった文殊菩薩像と脇士が、徳川秀忠公の菩提を弔うために建てられた三重塔に安置されていました。平成20年に御影堂に移され、現在は等身大の眷属四躯とともに祀られています。文殊菩薩像は運慶作と伝えられ、優美な姿が印象的です。

金戒光明寺
金戒光明寺

イベント情報

彼岸会

毎年春分の日と秋分の日に開催される大法要です。彼岸の中日には、西山連峰に沈む夕陽を拝みながら、口々に念仏を唱える日想観が行われます。念仏の響きが境内に響き渡り、参拝者の心を浄めます。

アクセス方法

  • 市バス「岡崎道」下車徒歩約10分
  • 市バス「東天王町」下車徒歩約15分

まとめ

金戒光明寺は、お念仏の教えと京都の美しい自然が調和した聖地です。浄土宗の聖地巡礼はもちろん、西山連峰の絶景や貴重な仏像を鑑賞する観光スポットとしてもおすすめです。夕日に照らされた黒谷の景色は忘れられない旅の思い出となるでしょう。

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